商品開発や調査に活用する特許プラットフォーム
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特許情報プラットフォームとは
特許情報プラットフォームをご存じですか?
独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)が運営する特許、実用新案、意匠及び商標等の産業財産権関連の工業所有権公報等を無料で検索・照会可能なデータベースであり、だれでも閲覧することができます。https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
マーケティングリサーチとして活用する
特許情報プラットフォーム
どのような機能の、どのような製品をどのように付加価値をつけて自社製品として強みをだしていくかという商品政策を実施する場合、競合調査や市場調査がが必要になってきます。
例えば、自社商品と競合となる技術や成分はどのようなものがあるのか?といった調査をしてみたい場合、特許情報プラットフォームが役立ちます。
特許情報プラットフォーム活用例
公開された特許、実用新案、意匠、商標の情報が簡易~詳細まで閲覧することができます。
初心者にとってはこの分野の調査は難しそうに感じますが、調べてみたいキーワードを入力すると、結果がでてきますので、それほど難しくはありません。
たとえば、消毒剤について、他社がどのような成分を使っているかを調べたい場合、
トップページの簡易検索で、検索キーワードとして、「ウイルス 消毒剤」と入力します。
次ページで結果がでてきます。281件結果がでてきました。
これは、公開特許公報※の文章の中に「ウイルス」や「消毒剤」というワードを拾っていった結果ですので、調査したい情報とは違う情報が含まれることがあります。
例えば、この中で、A社の「消毒剤」に関する特許情報をみてみましょう。
「要約」の記載があり、詳細は「発明の詳細な説明」を開きます。
多数の他社の公開された特許情報を調べることにより、市場の状況や自社開発におけるアイデアのサポートになることもあります。
もちろん商標に関しても検索できますので、商品名などネーミングの考案段階から調べることにより、
似たようなネーミングにならないようにしたり、オリジナルの造語などがひらめくかもしれません。
特許情報プラットフォームを上手に活用することをおすすめします。